【インターンシップ】No.1 プリヤンカ・フェダックさん(ハーバード大学・皮膚科)の体験

インタビュアー

なぜインターンシップに興味を持たれたのですか?

プリヤンカさん

私はAdvancing Innovation in DermatologyのバーチャルMagic Wand programに参加しています。AIDのメンターから企業のインターンシッププログラムを紹介してもらいました。レジデンス時代は企業との関わりは少なかったため、企業における医師の役割について非常に興味がありました。

インタビュアー

インターンシップはいつ行いましたか?

プリヤンカさん

2019年1月28日~2月15日です。

インタビュアー

インターンシップで何を学びましたか?出来るだけ詳細に挙げてください。

プリヤンカさん
  • CRO(Contract research organization;モニター、データマネージメントなどの請負機関)、他のベンダーとの協業
  • 治験で得たデータ分析 (Novan社のデータのみならず、疫学的データ、メタ解析)
  • 試験デザインの検討、論文、プロトコール、シノプシスの作成及びレビュー
  • 医学専門家との会議の資料作成、会議での発表
  • FDAの審査プロセス
  • 長期的ゴールを持つ大きなチームの一員としてリーダーシップを発揮し、グループの活動を促進するコミュニケーション技術
  • 臨床試験のベンチマーク
インタビュアー

先ほどの質問で挙げて下さった項目の内、最も役に立った項目を教えてください。可能であれば、その理由も。

プリヤンカさん
  • 「長期的ゴールを持つ大きなチームの一員としてリーダーシップを発揮し、グループの活動を促進するコミュニケーション技術」
    - いくつかのコミュニケーション技術は私の他の臨床、非臨床の研究にも役立つと思います。
  • 「臨床試験のベンチマーク」
    - 行動基準やビジネスプロセスを他の企業のベストプラクティスと比較する。これはビジネスではよく実施されていることなのかもしれませんが、アカデミアと企業の様々な業務の違い(論文作成、レビュー、統計的インプット、試験デザインなど)を理解するのに非常に役立ちました。
  • 「医学専門家との会議の資料作成、会議での発表」
    - 自分の見解を伝えること、他の皮膚科医の意見を聞くこと、会議で意見交換することをとても楽しみました。
インタビュアー

インターンシップ期間中最も印象に残ったことは何ですか。出来るだけ詳細にお答えください。

プリヤンカさん
  • ジグソーパズルの全ての片が相互作用し、一体化するところを垣間見れたことです。医薬品の開発は長年に渡る調整と忍耐の連続です。常に変化が起こり、優先順位を調整するところを見れたことは素晴らしかったです。
  • 企業の方が私を快く受け入れていることを私に感じさせて下さり、企業の業務を私に紹介して下さることに時間を費やして下さったことにご尽力頂いたことがとても印象的でした。企業の方は適切なバランスで業務内容をご説明下さり、私に限られた時間の中で自律的に業務を行う機会を与えて下さいました。多岐に渡る業務を教えて下さったことに深謝申し上げます。
インタビュアー

このプログラムを他の方に紹介しますか?

プリヤンカさん

もちろんです。

インタビュアー

このプログラムをよくするにはどうしたらいいと思いますか?

プリヤンカさん
  • もっとレジデントに広告する。
  • 2~3週間が丁度いいです。レジデントプログラムの中に組み込む必要があるので、より長期でも短期でもあまりよくないでしょう。